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その子は、浩也のアパートに入っていき、浩也の家の前で止まった
浩也はその子に駆け寄り「うちに、何かようですか?」と言った。
「あっ…!!あの私今日からお世話になる……えっーと..あ‥梓 さきです。」
女の子..梓さきがかなりでかい声で言ったせいか中から隆也がフライパン片手に出てきた。
「なんだょ.うるさ…君がさきちゃんだね?」
まるで始めに言おうとしたセリフなんてみじんにも感じさせないかのような笑顔で隆也は梓さきに微笑みかけた。
「ははい!!。」
梓さきが言うと隆也が言った。
「さぁ。いらっしゃい!!今日から僕達は家族だ」突然の事に理解出来ない浩也は焦るように隆也に問う。
「どういうことだよ?」「あれ?言わなかったっけ ?今日から家族が増えるって」隆也も問う。「言ってねぇよ!!」
浩也が怒ると梓さきは不安そうな顔をした。
「ちっ!!来ちまったもんはしゃあねぇ。」
浩也が言うと梓さきは満面の笑みで浩也を見つめた。
浩也は顔を赤らめ、心の中で思った。
「そんな顔見せんなよ!うっ……まじ可愛い..」
家の中に入り、二人分の朝飯を三人で食べた。
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