第6章ー唄

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美鈴「あれ? さっきまでいたアリスちゃんは?」 泉貴「眠いみたいから小夜さんの控え室に置いてきた。」 美鈴「夜更かしでもしたの?」 泉貴「さあ? ところで、皆さんに御相談が…」 美&政&雨&撫&成&流&&梓&修「ん?」 そして、コンサート終了後.... スタッフ「お疲れ様でしたー。」 小夜「はい。 お疲れ様。」 小夜は控え室に入った。 小夜「フゥ。 それじゃあ、帰りますか。」 小夜は服を着替え、棚にあったもの全部持って、控え室を後にした。 ??「………………………………………………………クフッ」 ー地下駐車場ー 小夜「え~っと、私の車っと…」 ??「小夜………」 小夜「!?………誰?」 ??「俺だよ。 忘れたの?」 小夜「…………熊のぬいぐるみをくれた人?」 ??「そうだよ。 小夜。」 小夜「……もしかして、あなたが毎日私の郵便受けに手紙を送ってくれる人?」 ??「正解だよ。 小夜。 じゃあ、手紙の答えは……YESだね?」 小夜「でも、そんな性癖無いって書いた手紙を郵便受けに入れた筈よ!?」 ストーカー「解ってるよ。………あれは君の照れ隠しだよね?」 小夜「は?」 ストーカー「全く君はホントに天の邪鬼だね。」 小夜(こいつはポジティブ? それとも、バカ?) ストーカー「でも、小夜。 浮気は良くないよ。」 小夜「え?」 ストーカー「言ってただろ。 控え室でガキと話してた話。」 ちょっと前の控え室 泉貴「さっき、嫁の貰い手がいないって言ってたけど、ホントのところ結婚するでしょ。」 小夜「えぇ。 来週にね。 6月までには結婚したいじゃない?」 泉貴「ジューンブライトだっけ。 お相手は確かお父さんの同級生の…」 小夜「幸四郎さんよ。」 泉貴「そうそう。」 現在 ストーカー「僕は優しいから今日は大目に見といてあげるよ。 でも、少しお仕置きしないといけないな。」 すると、ストーカーは懐からロープを取り出した。 小夜「それで私を縛るつもり?」 ストーカー「何言ってるんだ? これは小夜だって望んでる筈さ。 大丈夫。 痛くないよ。 寧ろ段々と気持ちよくなるよ。」 小夜「…………」 ??「ビンゴ。」 ストーカー「!? だ、誰だ?!」
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