第0話~プロローグ~

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とりあえず適当に入った某ファーストフード店で今日の予定を決めることにした 「んでさ、今日どこにいく?」 美菜はドリンクを飲みながら僕に言う だから、それを今決めるんでしょ・・・ 「・・・映画はどう?美菜が見たいって映画やってるし・・・」 僕はポテトを摘んで提案する 実は、僕のポケットにはその映画のチケットまで用意してあったりする ・・・まぁ、こうなるだろうと予想してたから昨日のうちにデートプラン考えただけなんだけどね・・・ 「あぁ~、あれね。もう見たからいいの」 そっか、ざんね・・・ 「見たって誰と!?」 僕は無意識に大声を出していた だってその映画って恋愛もんだし・・・1人で見るくらいなら僕を誘うだろうし・・・ 「大きな声出さないでよ・・・隣のクラスの米沢君。チケット有るからって誘われたのよ」 「ちょっと待て!その誘い受けたのか!?」 「だから、うるさいって・・・だって見たかったんだも~ん」 も~んじゃないも~んじゃ! 「いや、彼氏の僕に相談なしで他の男と映画行くのはどうかと・・・しかも米沢って知り合いでも無いだろ・・・」 「うん。声かけられた時に自己紹介してたしね」 「そんな奴と映画になんか行くなよ・・・」 「別に私の勝手でしょ。それに映画見たかったし」 「だから、知らない男なんか映画なんて行ったら・・・」 「大丈夫大丈夫。何もされなかったしね。何かしてたら病院行きだけど」
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