■特訓

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「あっ! で、でも私……魔法は得意だけど戦闘は……苦手なんです」 「そうだね。だから、リリスは銃を有効に使うべきかな」 「有効にですか?」 「そう。例えば、銃弾を拡散作用にして、乱戦対策とか」 「……んーっと……じゃあ、こんなのはどうですか?」 リリスは何かを閃いたようで、それを詳しくアミティエに話した。 それを聞いて、アミティエは悩む素振りを見せて、うんうんと頷く。 そして、 「うん! 面白そう! 私はそれ、いいと思うよ」 「よかったです! じゃあ早速……」 「あ、その前に……」 その時、アミティエがリリスを掴んだ。 作業に入ろうとしたリリスは、その手を止めた。 「まずは、これを覚えてもらいたいの」 アミティエの手には、何やら分厚い本が握られている。 それを受け取ると、題名を見てリリスは驚いた。 「これって……」 「おさがりなんだけどね。リリスにとって、有効なんじゃないかな?」
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