■学園内大会予選

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「我が力を見よ! ――地の砕撃!(ちのさいげき)」 渾身を込めた斧を振り下ろす。 棒のように扱っていることが驚きだ。 そして斧が床を打った瞬間、前方の周りの床が爆発し、岩や木々を噴き上げた。 大地が隆起し、荒れ果てた地を砂煙が舞う。 あの至近距離では逃げれる筈もないと確信したフェイトは、エイテルの方へと向き直った。 「待たせたな」 「終わりね……」 「ああ、次はエイテル。お前だ」 「違う違う。……あなたがよ」 その冗談に、フェイトは笑い出した。 「ふはははは! 何を言っ……ぬぐぉっ!?」 しかし、フェイトの言葉が言い終わる前に、その巨大な体躯が音を上げて地面に崩れ落ちた。 エイテルはサディスティックな微笑を、その後ろに向けている。 「ほら、ね」 後ろには、ラスターが剣を構えていた。 さっきの男のように、柄を突きつけている。
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