【第一部】

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……私が送ったメールの内容は、 『明日、東京、秋葉原駅で会いませんか?』 というもの。 なぜ、会おうと思ったのかは自分でも分からなかった。 アニメが無くなったこの世界の孤独から、自分を癒したかったのかもしれない。 または…………、 私は携帯の画面に写る文字を見た。 『いいよ』 『いいよ。会おう』 『私も会いたいよ~』 『分かった~何時?』 ―――そのメールが来て私は始めて、自分が時刻を書いてなかったことに気付いた。 私は携帯のボタンを押した。 そして、また涙を流した。 ――彼の流した涙には、 たくさんの不安と、 かすかな、 希望があった――
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