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早く結婚して、早く子どもが欲しい。
わたしのその夢をあなたは叶えられない。
いずれは別れる。
だから別れるならホントに好きになるまえに別れた方がいい。
なのに。
別れたくないって思ってしまった。
なんで別れるのか尋ねたら、「独り身の方が向いてる。大切にできない。ごめん」
物分かりの良い、めんどくさくない女を演じたくてあなたの要求を受け入れた。
大切にされてないなんて思った事一度もないのに。
あなたの性格を考えたら、きっと我慢してる事の方が多いハズ。
チャラそうで女好きで、でも優しくて真面目な良い人。
でも、だからこそわたしに向けた悪意のある言葉を発してしまった事に自己嫌悪を持ってしまったのかもしれない。
そんな事気にしてないのに。
むしろ、いつも意地っ張りで素直になれない可愛げないわたしの方が問題。
いつもあなたからの全力の愛情をもらってたのに。
いつまでも「どの女にも言ってんじゃないのか」って疑ってて。
「幸せなひと時をありがとう。ほんとに楽しく幸せでした」
そんな事言ってもらえるような女じゃないのに。
素直に甘えればよかった。
手を繋げばよかった。
好きだって言えばよかった。
別れる時まで変なプライドが邪魔をして。
最後まで素直になれなかった。
あなたに対して不満なんてなかった。
わたしにとってはイヤな事でも、あなたが望むならやれるって気持ちはあった。
大切にしてほしいなんて思ってない。
あなたは、わたしを大切にできてないって事に対して嫌気がさしてるのかもしれないけど。
わたしにとっては今あなたがそばにはもう居てくれないって現実の方が辛くてたまらない。
そばに居てくれるだけでよかったのに。
最後にあなたは「初めて」の別れを教えてくれました。
こんな可愛げないわたしを好きになってくれてありがとう。
沢山の初めてを教えてくれたあなたは、今までもこれからもわたしの人生において特別な存在です。
わたしもあなたが大好きです。
わたしもほんとに楽しく幸せでした。
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