プロローグ

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あの人、何してるんだろう…… 隣の高校の広いグラウンドの木の下。そのうえ、隅っこ。 フェンスに寄りかかってリズムを刻んでいた。 最初は貧乏揺すりかなあ…なんて思っていたけれど、すごく素敵なリズムを刻んでいた。 「カナ!行くよ!」 友達の声に我に帰ったけど、視線は奪われっぱなしだった。 これが私たちの始まりだった。
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