プロローグ

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日常とは同じ事の無限の繰り返しだ。 何時もの様に学校に行き、友達とだべり、家に帰り、そして寝る。 ……それの繰り返し。 だからだろう、俺はこの変わらない日常から変わる事を望み、そして行動した。 俺は見つけた。 必死な時に、善悪なんて関係なかった。 俺はすがる様にそれにハマっていった…………。 ある〝遊び〟に。 自分で気付いてなかった。 それがどれだけ人を傷付けていたのか。 どれだけ苦しめていたのか…………いや――。 ――本当は気付いてたんだ。 傷付けるだけで……何も変わっていないんだって。 ――でも。 やめれなかった。 一度動いてしまった歯車の様に、永遠に止まる事が無い歯車の様に――。
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