二話 『いるよ…?』

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その日…、 俺の曾祖母にあたる人が亡くなり、葬儀を終えてみんなでご飯を食べていた時のことです。 大人達は酒を飲み、曾祖母との思い出を語ったり、涙を流しながら別れを惜しんだりと、各々が思い思いに曾祖母を送り出していました。 俺達子供達はというと、別室でご飯を食べながら遊んだりしていました。 まだ、人の死というものに鈍感だったのでしょう…。 楽しく、 遊んでいました。 あの一言を聞くまでは…。
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