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やってきたお客さん。
それは、三人の小学生だった。
その辺りは、駄菓子屋らしいと言えば、駄菓子屋らしい。
「あ~腹減った!ノブ太!早く来いよ!」
「ま、待ってよ、香田君、滑川くん…」
「あいつ相変わらずトロいなぁ…もう行こうぜタカシ君…あれ…?」
コチラに気付いた、一人の少年と目が合った。
少年は、固まってしまい、動かなくなる。
「ズシ夫~、ノブ太が追い付いたぞ~、って…」
もう一人の少年も、固まってしまった。
何?何なの?
「ハァ、ハァ、二人とも歩くの速いよ…って、エェェェ!」
最後の少年など、実にわかりやすく、正直な反応をしてくれた。
例によって、固まり、動かなくなる。
ビデオの一時停止のような三人組。
状況が全く見えない。
「あ、あの、ボク達?おねーさんが何か…」
いたたまれなくなり、おそるおそるかけた声。
だが、次の瞬間、それは子供達の恐怖の悲鳴に掻き消されてしまった。
「うわぁぁぁぁ!ばばさが…ばばさが若返ったぁぁぁ!」
「また怪しい儀式の、フクサヨーだ!何やってんだよ、ばばさ!」
「わぁぁぁぁん!恐いよ!魔女だ!妖怪だ!人間じゃないよ!」
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