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「……俺達は何百年も前から存在するといったな……あれは証拠付きの事実だ」
「じゃあその証拠とは何なんだ?」
「……ククク……貴様ら人間が架空の存在としか認識していない龍、聖獣、鳳凰、妖怪……そういう類全てが俺達だ……そして今も感染生物とは別に純粋な魔獣も存在している」
白髪の青年の発言に青年は眉をピクリともせず銃を構え続ける。
「つまり貴様も感染生物なんだな?」
「あぁ……ついでに教えてやる……お前らの言う細菌の元はな……俺達や他の純粋な魔獣の死骸の腐った細胞何だよ……所詮今の感染生物共は細胞の力を借りてるにすぎない……俺や純粋な魔獣共は更に強い……まぁその中でも俺は別格だがな……」
「別格……つまり喋れるからか?」
青年は増援が来ることを願いつつ、質問を問う。
「違うな……喋れる奴なんざ幾らでも居る……別格の意味は俺が余りにも強いからだ!……」
「じゃあこの戦場も……」
「あぁ……俺が軽~くな」
そして青年は悟った。
だから最初にコイツの姿を見た時、足が竦んだのだと……余りに強大な力に直感的に恐怖したのだと。
「さて……お喋りは終わりにして……そろそろお前ら三匹……あの世に行ってもらうか!!」
「!?」
その瞬間、白髪の青年は青年の目をえぐり出そうと指を突き出した。
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