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「!」
その時、青年は感じた。
とてつもなく嫌な感じが……。
「……ククク……俺はその弟に興味が湧いた……お前より直感が強いとはな………おもしれぇ。冥土の土産に俺の名を教えてやる……俺の名はオウキ、鬼神……オウキだ!。貴様の名を聞こうか……」
「まぁ本来敵に個人情報を言うのは駄目なんだが……月森、大地だ……」
大地は氷のような冷たい視線をオウキに送りながら答える。
「……ツキモリ……ダイチ……か……」
突然、オウキの姿が消え大地は驚いた。そして……
「!!」
オウキの姿が現れた。
大地の胸を手で串刺しにして。
「覚えておくぜ……」
「く! ク……そ……」
大地は自分の意識が徐々に遠退くのが手に取るように分かった。
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