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「しょう君とは付き合ってみるよ!」
「ほんとに良いんだな?」
「他の男見てる奴と付き合って楽しいの?って聞いてみたの。」
「したら?」
「それを仕留めた時の快感ったらもう!とか言ってた」
「しょうってばっ」
と言いながら、あぐらをかいてたなおきが、急になよなよしくお姉さん座りをするから笑ってしまった。
「そろそろ寝るか!」
「でも布団…」
しょうとゆうが4人分の布団の上で、大の字になって占領している。
「ざこ寝だな」
ケラケラと笑いながらなおきは言う。
「あや、こっち来い」
なおきは寝転んで隣をポンポンと叩く。
「近いよ」
「たまには良いじゃないか。小さい時は一緒に寝たろ?」
「う、うん」
まるで昔にタイムスリップしたかのようだった。
なおきが隣に居る。
つい最近まで当たり前だった事が、当たり前じゃなくなった。
ゆう、今日だけなおきを貸してね、ごめんね、ゆう。
なおき。
暖かいよぅ。
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