存在

4/5
前へ
/78ページ
次へ
その日の夜。 修が私の家に来た。 修は今まで通り話していたが、 私にはわかる。 近付くと顔が少し赤くなる。 自意識過剰な女だろうか? でも、 やっぱり実際に顔が赤くなっている。 ずっと修を見ていたからわかる… ずっと… 我ながら情けない女だ… と苦笑いしてしまう。 修に出会ってから 何度苦笑いしただろうか。 でも不思議とこの苦笑いは嫌じゃない。
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!

50人が本棚に入れています
本棚に追加