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英介は部屋の中央にある右から二つ目、岡田とかかれたデスクの上にレポートを置くと、一刻も早く部屋からでようと思った。
しかし、扉の方へ振り返った英介の目にあるものが飛び込んで来た。
扉の横、電気のスイッチとは逆の位置に棚がある。
その棚に、見た事もない薬品の瓶が置かれているのだ。
英介は扉に向けていた足を止め、棚に歩み寄った。
置いてあったのは、親指程の大きさの瓶だった。
手にとってよく見ると、ラベルが貼ってある。
“不滅ノ薬”?
まさか。
そんなもの、あるはずはないと思いながら、それをポケットに忍ばせ部屋を出た。
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