黒の門をくぐって.3 恋夢ちゃん

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   ここからは2人の会話。 「ねぇねぇ恋夢ちゃん」 「なぁに??」 「さっきまでと違って元気そうだね」 「うん。ほら、ちょっと時間見てみて」  言われて、常備している懐中時計を見てみる。  午後6時5分 「……もしかして、夜型だけに午後6時過ぎから元気になるの??」 「そうそう。体内時計っていうの?? それがなぜかこの時間だけ正確でさ、急に目が冴えてくるんだ。変わってるよね」 「そうだねぇ。そのぶんだと授業とか大変でしょ」 「あはは、うん。だから渚にはよくお世話になってるよ。あの子頭良いから」
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