赤色 ーあかいろー
6/23
読書設定
目次
前へ
/
1116ページ
次へ
お母さんはぼくの話に時折相槌をうち、時には笑いながらキャベツを手際よく刻んでいる。揚げ物の音と包丁がまな板を叩くとんとんとんという音が、心地よい音楽となってぼくの心に響く。 「痛っ!!」 突然、その声と同時に包丁の音が止まる。どうやらお母さん、人差し指を切ってしまったみたい。 「お母さん大丈夫?」 「大丈夫。ちょっと痛いけど」 そう言ってお母さんは、怪我をした指を舐めた。
/
1116ページ
最初のコメントを投稿しよう!
1474人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
49(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!