赤色 ーあかいろー
7/23
読書設定
目次
前へ
/
1116ページ
次へ
「……何で指を舐めるの?」僕のその問いに対してお母さんは、 「それはね、傷が早く治るようにおまじないをかけるためよ」 そう言って、にこりと微笑む。だから……、 「じゃあ、ぼくも舐めてあげる!!」 「あら、ありがとう。優しいのね。じゃあ、はい」 お母さんはそう言って、ぼくに傷のできた指を差し出してくれた。白く細い指に浮かぶ、一筋の赤い線。
/
1116ページ
最初のコメントを投稿しよう!
1474人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
49(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!