黒の門をくぐって.2 渚ちゃん

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   カランカラン──    店の入り口の呼び鈴が涼しげな音色で来客を告げる。2人の女の子だ。ジェラートを美味しそうにほおばる私たちのところにその2人はやって来た。  ひとりは短めに切り揃えられた髪に意志の強そうな目をしたちょっと背の高い子で、もうひとりはふわっとした髪で、何かとても眠たそうな表情をした子だ。
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