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M「と、まぁそんなとこか・・」
影の出した資料を ー いつのまに奪ったのか ー ペラペラめくり、またパタンと閉じて丸テーブルの上に無造作に放り投げる神様。
影が一生懸命まとめたであろう資料に対するぞんざいな扱いに、やはり影の苦労は報われないのだとゆうことが現れているような気がします。
エ「・・・スマがしそうなイタズラだね」
エリカさんがボソリと呟いた言葉に、神は一瞬「ん?」と考えると、すぐに「ああ!」と反応し、「ダメダメ。奴には鉄壁のアリバイがある」とすぐに否定の言葉を口にします。
夕「すでに調査済みなんだ;」
‘疑わしきは罰せよ’。神様は身内にも容赦はないようです。
余談ですが、その調査の段階で某透明人間は、「しばらくイタズラは控えよう・・」と思うくらい酷い目にあったようですが、それは主人公二人が知るよしもない、別の話です。
M「それにアイツも被害被ってるしな」
エ「へぇ~・・・・・無理」
M「・・・・・・・・は?」
M「MZDが分からないのに、この世界の住人じゃない俺が分かるわけないじゃん」
まぁもっともな意見です。別世界の人間とゆうことも差し引いても、二人は普通の人間です。それが神様でも分からない異変の原因を突き止めるなど、かなりな無理難題に聞こえます。
しかし神様は、エリカさんの言葉に首を振ります。
M「いや、誰もお前らに原因探れとは言ってねえよ。お前たちはただ、トラブルが起きたらそのトラブルを治めてくれりゃあいいんだよ。その間にオレが原因を探るから」
神の説明に、夕琵さんはなるほどとうなずきます。一方エリカさんはまだ気になることがあるようです。
エ「・・・・で、俺達となんの関係があるんだ?」
M「あ~・・まぁまだ可能性の話なんだけどな・・」
そう前置きして、神様は話出しました。
M「もしかしたら、お前らがこの世界に来たのと関係あるかも、てことだ」
夕(また曖昧な・・)
エ「なんで?」
M「根拠なねぇよ。時期的に重なってるからなんとなくそう思っただけだ」
ま、あとは神様の華麗な勘ってやつ~?と、言いながらなんとも気楽な笑みを見せる神様。
神が勘頼りとゆうのは如何なものなのでしょう?
なんともこの世界の行く末が心配になりますね。
そして自分達の行く末も心配になる二人。いい加減な神様に思わずため息が出るのでした。
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