心の中の真実(ディノ雲)

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「煩いから出て行ってよ  仕事の邪魔。」 邪魔って言われても出て行くつもりはない 俺は恭弥の隣に座る 「まだ、僕の邪魔をするの?」 「黙っとくから一緒にいちゃダメ?」 恭弥は少しの間黙り 「好きにすれば?」 そう言って、また恭弥は書類に目を通す そして、日が暮れてやっと恭弥は書類の片付けが終わった 「お疲れ」 「………」 恭弥は相当疲れてるみたいだ… 首を回したり、肩を上下に動かしたりしていた 「肩揉んでやるよ」 「うん…」 「え?」 「彼方が僕に質問した答え」 「あぁ…」 「彼方がここにくるの…楽しみなの」 「へ?」 「…もう、言わないから……」 そう言って恭弥はソファから腰を上げ、帰る準備をしていた 普段は棘のある奴だけど 時々、花のように優しさがある それが一番丁度いいんだって俺は思う (いつからだろう…)(こんなに相手を意識してしまう) fin
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