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スクアーロは何も喋らなかった…
だが、アイツの耳は真っ赤だった…
「なぁ…スクアーロ…」
「今度はなんだぁ…?」
「抱きてぇ…」
「あ゛ぁ?ふざけんじゃねぇぞぉ…
俺の身体を見てわかんねぇのかぁ?」
「あ…そっか‥お前怪我してんだ…」
「てめぇ、ふざけてっとたたき斬っぞぉ…」
「今回はお預けってことで。」
スクアーロの首に巻いてある包帯を指に掛け伸ばす
「何しやがる…!」
スクアーロの首筋に舌を這わせると、アイツは肩をピクッと跳ねさせる
そして、相手の首筋に強く吸い付き紅い華を散らす
「これでいいだろ…」
「はっ…馬鹿か‥お前は…」
包帯を元に戻せば紅い華は見えない
「これでいいんだって」
「ったく…」
「身体が完治した時にヤるから…
そん時は覚悟しとけよ」
「…あぁ…」
学生時代の頃からずっと一緒の世界を歩いた
一緒にいたからこそ…
離したくない気持ちが高まる…
(独り占めしたいくて…)(でもアイツは俺を見てくれない)(違う誰かを…アイツは追い求め)(憧れている)
fin.
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