第2話.そうだ、京都へ行こう!
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煙草を吹かしながら、将國は複雑な表情でバイクを走らせて旅館に向かっていた。 ふとした瞬間に、将國の脳裏にフードの男の顔が過った。 《……あれでよかったんだよな。アイツは犯罪を犯してた訳だし。………この調子で、当たりケータイを無くしていけばいいんだよな。……俺っちは間違ってねぇよな………なぁ姉貴?》 将國は心でそう語りかけながら、夕日に照らされた道路を走り抜けていった………。
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