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「若!私がもしも3年だったらどうする?」
「…は?」
本当に何を言いだすかわからない奴だ
「私が2年じゃなかったらってこと。若より先輩だったら」
「別にどうもしない」
「もっと面白い返答してよー。
あ、でも先輩なら若に敬語使ってもらえるんだ!何か新鮮ー」
楽しそうに話す空
もしも、の事だが空が3年だったら…
跡部さん達といる時間が増える
…嫌だ
俺は空の腕を引き、自分の方へ近付けた
そして、わざとらしく敬語で話す
「俺は、空が幼なじみでよかったと思います。」
「若?」
「だから俺の傍から離れないでください、絶対に」
そう言うと、君の頬はりんごの様に紅く染まった
「それ以外、何も望みませんよ」
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