序章・恋心

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(僕は病気になったのだろうか?) 胸のあたりが重くて苦しい。 例えるなら、成長期に骨がきしむのに似ているかもしれない。 触れたいのに触れられない痛み・・・。 だけど、自分が今どうゆうことになっているのかは、すぐにそれとなく気が付いた。 (僕は・・・恋をしている。) はっきり言って初めてのことなのである。 友達の間ではよく好きな人の話になるのだけど、まさか自分に好きな人ができるなんて・・・。 そうゆうことを思ってみなかったわけじゃないけど、やっぱり変な感じだ。 例えるなら、僕の感情が喜怒哀楽のどこにも行けずに迷子になってしまったみたいだ。
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