序章・恋心
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タンタンと静音さんがゆっくりと階段を上る足音が聞こえる。 僕はこれから始まる大舞台を前に、緊張から先走る気持ちを懸命に抑えていた。 少しでも自分を勇気付けるために、告白する決意に至ったいきさつを、もう一度頭のなかに思い返してみた。
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