雛恵、教師になる

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雛恵は先生達に向かって一礼した。 「ではそろそろ時間なので、各クラスの担任の先生方は教室に行ってください、あっ、そうそう西原先生も3年1組の担任ですので教室に行ってください」 「えっ!私がですか!?」 「あれ?言ってませんでしたっけ?」 「初耳ですよ」 「おかしいですねー?先生の勤務が決まった時に言ったはずですけど」 『あっ!そうか私あの女教師の身代わりで来たんだった!なら知ってるふりしなきゃ』 「あー、そう言えばそうでした。なんか勤務そうそう三年生の担任を持つとは思わなくってつい・・・」 「そうですか、じゃあとりあえず行きましょう、私もついて行きます。後出席簿は先生の机の上にありますから、あちらが先生の机です。」 雛恵は三島校長に指された机に行き、荷物を置き出席簿を取ると三島校長の所に戻り、二人は3年1組の教室に向かった 3年1組の教室の前、やけにがやがやした声が聞こえる 「いよいよですねー先生、準備はいいですか」 「ハ、ハイ」 「じゃあ、入りますよ」 ガラ 二人は教室の中へ入った 「ハーイ、皆さん静かに、」 三島校長の一声で教室は静まった。
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