雛恵、教師になる

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校長室の前 「準備はいい?」 安岡さんが小さな声で雛恵に聞いた。 「ハ、ハイ・・・」 雛恵は不安そうに言った。 「大丈夫だって!そう固くならない!リラックスして」 安岡さんが言った。 「じゃあそろそろ入るよ」 そう言って安岡さんはドアをノックした。 「校長先生、用務員の安岡です。新しくこの学校に勤務される先生をお連れしました。」 安岡さんがそう言うと、二人は中へ入った。 「安岡さんわざわざありがとうございます。お待ちしておりましたよ先生」 と、校長先生は立ち上がり雛恵に近づいた 「校長の三島卓次郎(みしまたくじろう)です」 「あっハイ、社会科の西原雛恵と申します。今日からよろしくお願いします。」 「それでは他の先生方にも紹介しましょう」 三島校長と雛恵は職員室に向かった。 職員室はでは先生達が朝のホームルームの準備をしていた。 するとそこに、三島校長と雛恵が入ってきた。 「先生方新しくこの学校に勤務する先生をご紹介します。社会科担当の西原雛恵先生です。」 三島校長の言葉に全教師が雛恵を見た。 「西原です。本日よりこの学校に勤務することになりました。若輩者ですがよろしくお願いします」
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