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女
藍『今週の土曜日、いつものメンバーで集合だから♪』
誠司『またぁ…?』
藍『またじゃないよ。月1回しか行ってないじゃん!!誠司は毎週飲みに行ってんじゃん!!』
誠司『俺は好きで行ってんじゃねぇ~もん。先輩に誘われて渋々行ってるだけだっ!!
友達となんてしばらく行ってねぇよ~。』
藍『じゃ、たまには誠司も友達と飲みに行けばいいじゃん♪』
誠司『………。
また……隣街で飲むの!?』
藍『だって仕方ないじゃん…。みんなあっちなんだもん。』
誠司『目の届かない所だと、藍…何してっか分かんないから
俺……やんか…。』
藍『何にもしてないよ!!ただみんなで楽しく飲んでるだけだよ…。』
誠司『………。ならいいけど…。
いっつもチャラチャラした格好で出かけて…
おめぇ浮気したら、ぶっ殺すからなっ!!』
藍『分かってるよ。そんなに毎回毎回“ぶっ殺す”って言わないでよ。はぁ…。』
私が飲みに行くのを、渋々承諾してくれるものの…やっぱり、納得していない様子で、いつもいつもグヂグヂ文句を言われる。
私はただ、楽しく飲みたいだけなのに…。
ただ、みんなに会いたいだけなのに…。
どうして私はこんなに束縛されなきゃいけないの…?
どうして、誠司の顔色うかがって誠司の機嫌取らないといけないの…。
月に1回位…。
自由にさせてよ……。
ねぇ?誠司…。
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