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絵美『もしも~し。絵美だよ♪今日は藍香借りてごめんねっ!!
みんなでずっとカラオケして騒いでたよ!!
…えっ!?男!?
居ない居な~い!!
ってか、今度家に遊びに行ってもいい!?誠司君とかみんなで飲もうよ~♪
うんうん!!じゃ~藍香に変わるね~バイチャ~。』
絵美は、うまく誠司と会話してくれて、私に“大丈夫”って口パクしながら、私に携帯を返してくれた。
藍『もしもし?』
誠司『んじゃ楽しんでっ♪でもあんま遅くなるなよ!!』
藍『ありがとう。先に寝てていいからね。』
誠司『お~~。じゃ~なっ!!』
プチッ
誠司にバレる事も疑われる事もなく…
無事電話を切ることができて、私は大きく深呼吸をした。
高鳴る心臓が少しづつ落ち着いて来る。
藍『絵美~ありがとうねぇ~…。』
絵美『大丈夫だった!?ほらっ、ケンジ君が待ってるよっ♪飲もう飲もうっ!!』
藍『うんっ!!』
そして私達はその後も朝まで飲んで騒いで…
家に着いたのは5時だった。
誠司も子供達も気持ち良さそうに寝ていて…
私は、フラフラする頭で、ピアスを外し、露出した服から部屋着に着替え、厚化粧を落として…
そしてまた、私は…
女から……
母に戻る……。
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