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  また、いつものように飲んでいた時…… ケンジ君『ねぇ…?番号って聞いたらまずい?』 断られるのを覚悟しているかのように、ケンジ君は聞いて来た…。 藍『うん…。本当にうちの旦那怖いから……ごめんね。』 ケンジ君『そっかぁ。でも仕方ないなっ。んじゃ一緒に居れる時間だけでも、楽しく飲もう♪』 そう言ってくれた…。 番号を教えなかったのは……誠司にバレたら怖いからじゃない。 いや…確かにバレたら殺されるだろうけど……。 私が番号を教えなかった理由は…… この一線を越えたら…… 私の気持ちは… 止められなくなるって思ったから…。 番号交換したら… 連絡が取りたくなる…。 連絡取ったら…。 逢いたくなる。 逢ったら……… …………ーーー そう考えると… やっぱり私は番号を交換できなかった。 今は楽しいけど…ー 誠司や子供達を失うような事はしたくなかったから…。 月に1回会えるだけ…。 一緒に騒いでお酒を飲むだけ…。 そう何度も自分に言い聞かせ 私は自分に生まれた、ケンジ君への恋心を抑えるのに必死だった。  
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