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見つけたのは華燐
「ねぇ、彩花から変なメール来たんだよ」
茉莉が彩花に携帯を見せた
『彩花は返さない」』
彩花は、ビクついた
夢じゃなかったんだ…
「それでさ、彩花をバットで殴った不審者を校舎の外で誰も見てないらしいんだよ」
華燐が言った
それもおかしい話しだ
校門を出れば国道ではないが車の通りが激しい道だ
誰か見ているはずなのに…
謎は残った
次の日
学校は休んだ
頭が痛かったからだ
その日の夢に夏楠と出てきた
「彩花ごめんね。怖がらせて、本当は直ぐ戻れるはずだったのに…」
夏楠は謝って来た
「え?」
彩花は意味が分からず聞き返した
「私が彩花を追いかけて、歪ませて戻れなくさせちゃたの」
悲しそうに顔を落とす夏楠
「そうなんだぁ…」
彩花は呟いた
「ごめんなさい」
謝る夏楠
「戻ってこれたからウチこそ遊んであげられ無くてごめんね」
彩花も首を振って謝った
「やっぱり彩花は生きて、みんなと一緒の方をが似合うね」
ニコッと笑う夏楠
「うん」
彩花も笑顔で頷いた
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