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「だから、彩花を殺そうとしたあの男を彩花の変わりにもらうね」
ニィヤと顔を崩して笑う夏楠
「えっ?」
彩花は聞き返した
「アタシ、彩花の事ずっと見守ってるね。だからたまに二階の踊り場来て。アタシが居るから」
ニコッと笑うと夏楠は姿を消した
次の日
頭の痛みも取れ学校に行く事にした彩花
廊下ですれ違う先生は
「もう大丈夫なの?」
など心配そうに話しかけて来た
「大丈夫です」
彩花はニコと笑って言うと教室に入った
入口から直ぐの自分の机に座り鞄を横に掛ける
「彩花、大丈夫なん?」
後ろ、から話しかけられ振り向く彩花
斜め後ろの席のまっすーが笑い掛けていた
「うん」
彩花も、まっすーに笑いかける
教室には、まだ
彩花と親しみのある友達は、まっすーしかい無い
「傘、悪かったな」
まっすーは頭を下げた
今回は、本当に悪いと思っているらしい
「うんん。いいよ」
笑って許す彩花
本当は忘れかけてたし
「そういやぁ彩花の事、襲った人見つかったよ」
まっすーは思い出したように言った
「うっそ~何処に居たの!?」
彩花は、ビックリして聞き返す
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