非現実……

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「はぁ……」 結構学校は遅刻し、先生に散々説教された。授業も始まろうとしたとき、 「クーが遅刻とか珍しいー」 俺が落ち込んで机に伏せようとしたとき、横から結構可愛げで髪が黒のポニーテールの女の子が現れた。俺の幼なじみの井上楓(イノウエカエデ)だ。彼女は俺が独り暮らしになった理由を知っている数少ない人の一人だ。ちなみにクーというのは楓が昔から使う俺のあだ名みたいなもの、彼女いわく「かわいい。」からだとさ。 「別にいいじゃねーか。」 俺は楓を睨み付けて言った。そんな様子を見てか楓は、 「ごめんごめん。」 と謝った。謝られても困ったので「別にいいよ。」と言ってあげた。
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