男性として…。

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男性として…。

私は、あれから、毎日戸惑うばかりだった。私は、可愛い女の子が大好きだった。 だけど、男の子にもちょっとは、興味があって、良くホスト通いをする様になっていた。勿論、男として…。 春人が死んでから、仕事のやる気もうせてたし、この世界を覗いてみて、新鮮だった。 だから、昼間の仕事を辞めて、夜の世界に…。 本当に、自分でも、何がしたいのか、楽しい場所に居る自分が一番楽だった。一人になるのが、怖かった。 誰か側に居て欲しかった。それが、男でも、女でも、いつの間にか、ホストの要と仲良くなっていた。要も一人で居たくないみたいで、良く家に私を呼んだ。 勿論、私が男だと思いこんでいる。 私がどうして、オナベバーに居るのか、要は、絶対に聞かなかった。 私の気持ちを分かって居てくれたんだと思う。 『お前さぁ、もう、男と付き合ったりしないの?付き合う気が無いの?こんな事聞くつもりじゃ無かったんだけど、お前、俺と住まねぇ?』 意外な言葉だった。 要の言葉の意味が私には、わからなかった。 『お前の事、もっと知りたいんだよ。俺知ってるんだよ。お前は、もう、男を愛する事やめたんだろう?俺は、女のお前じゃなくて、友人の男友達として、知りたいだけだから。きっと、俺も寂しいだけかもだけど。嫌なら良いから…。』
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