プロローグ

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しかし時間は止まってはくれず流れ別れの時は近づいてきました。 「みんな別々の道に歩いてこうやってきた事もわすれていくんやか」 と夕日は彼女である薫に言った。 薫は少し空を見上げその問いに寂しさをださないように答えた。 「でもそれでも私は夕日が好きでこれからも一緒にいるし結婚したいと思ってる。みんな別々でも一生会えないわけじゃないしね」 夕日は薫の言葉に元気をもらい寂しさをまぎらわそうとしていた。 そんな会話をしていたのは卒業式前日だった。
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