短編集

カンニング

頭がいいと周りの人に言われ続け、自分は本当に頭がいいのだと完全に思い込んでいた。

…そんな健太郎は大学を卒業し、ある企業に勤める事になったのである。

周りのものは本当は無知なのに薄々気付き、どうせすぐにリストラだなんて噂してた。

しかし、基本がなってないと言われつつも、他の企業の作戦を真似し、上手い具合に他の企業を追い越した。

何かを極めるのはどんな事でもよいのかも知れない。