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義久「確かに、われわれは毛利領の攻略をしたいのだが、下関の警戒が厳しいのでなかなか攻め込めないのも事実じゃ。」
孝高「そこで、我が羽柴が後方より毛利領に攻め込みます。その隙を突いて下関に上陸なさいませ。」
義久「して、毛利を討ち取ったさいの領土は如何いたすのか？」
孝高「お互いが戦わないようにしておいて、領土は切り取り次第でいかがと？」
義久「わかった。一時手を結ぶか。」
孝高「有難き幸せ。」
孝高はそのあと同じ条件で長宗我部を攻めることも約束し満足げに帰って行った。
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