Melody:02「よぶコエ」

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「あっ、あなたたちはあの森についてちゃんと知ってるの………?」 明らかにいつもの玲とは違う。やっぱり恐いんだ。 「あぁ、おおまかわな。」 次の瞬間、玲がカッと目を見開く。俺にはあの森よりお前の方が恐いよ……。 「じぁ私がもう一度思い出させてあげる。 あそこは光るのよ。 」 「いや、別に光るだけだろ、しかも噂だろ?」 そう巷で噂の森は光るらしい……。全く誰がそんな噂を流したのやら……。 「あんたは分かってないのよ。あの森の恐さを………だって、光るのよ!」 なんか玲が錯乱?と言うか壊れかけている。 「まぁ、落ち着けって。」 俺は玲を落ち着けようとする。一応言うがコンビニの中だ。 次の瞬間、コンビニならではの入った時に鳴る軽快な音がなり。 俺たちをココに集めた張本人が普通に俺たちの元にやってくる。 「あ、皆そろってる?じぁい……」 「俊也あんた、なんであの森で肝試しなんかするの。あそこが、どんな場所だかわかってるの!」 玲は俊也を最後まで喋らす事は無く、不平不満をバンバン言っていく。 「あぁ光るだけでしょ。」 俊也はそれがどうしたの?的な感じでサラリと答える。これが俊也だ。 「あ、恐いの?」 「そ、そんな訳……ないでしょ。」 玲は巧みな俊也の話術にドップリと見事にはまっていた。
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