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「あっ、あなたたちはあの森についてちゃんと知ってるの………?」
明らかにいつもの玲とは違う。やっぱり恐いんだ。
「あぁ、おおまかわな。」
次の瞬間、玲がカッと目を見開く。俺にはあの森よりお前の方が恐いよ……。
「じぁ私がもう一度思い出させてあげる。
あそこは光るのよ。
」
「いや、別に光るだけだろ、しかも噂だろ?」
そう巷で噂の森は光るらしい……。全く誰がそんな噂を流したのやら……。
「あんたは分かってないのよ。あの森の恐さを………だって、光るのよ!」
なんか玲が錯乱?と言うか壊れかけている。
「まぁ、落ち着けって。」
俺は玲を落ち着けようとする。一応言うがコンビニの中だ。
次の瞬間、コンビニならではの入った時に鳴る軽快な音がなり。
俺たちをココに集めた張本人が普通に俺たちの元にやってくる。
「あ、皆そろってる?じぁい……」
「俊也あんた、なんであの森で肝試しなんかするの。あそこが、どんな場所だかわかってるの!」
玲は俊也を最後まで喋らす事は無く、不平不満をバンバン言っていく。
「あぁ光るだけでしょ。」
俊也はそれがどうしたの?的な感じでサラリと答える。これが俊也だ。
「あ、恐いの?」
「そ、そんな訳……ないでしょ。」
玲は巧みな俊也の話術にドップリと見事にはまっていた。
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