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「なぁ、やっぱ止めないか?玲こんなに元気ないしさ……。」
俊也は玲の方を見てニヤッと笑う。
……不吉だ。
「玲は大丈夫だよね?……だって陽がちゃんと守るもんね?」
俊也はそう言いながら俺の方を見る。
俺がチラッと玲を見ると玲は上目使いで下から俺を見てくる。
……可愛い。
不覚にも、そう思いながら、
「まぁ…一応な。」
と言うと玲の顔は真っ赤になるのだった。
その後はスムーズに森に行けた。途中に俊也が玲に「よかったね~」とか言う度に、玲は顔を赤くして俊也を追いかけていた。
当然、その2人を俺も追いかけたので歩くよりかは、はるかに早く着いた。
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