プロローグ

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[場所:ラストル]― 「ごめんなさい…… 私は、また眠ります。 また会えますよね…… また助けてくれますか? また守ってくれますか? こんな私を……陽(ヨウ)?」 長く腰の位置まで伸ばされた黒色の髪をなびかせながら、少女はカプセル型の機械に向かって行く。 機械独特の音がなりシェル型のカプセルが少女を誘うように開く。少女はそれに従うかの様にカプセルの中に入って行く。 最後に見えた少女の横顔には涙が流れていた。
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