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「ん?遅くねぇか。もう秋だぞ?」
「別に良いでしょ。肝試しに季節なんか関係ないし。」
「あぁ、まぁそうだな。じゃあ、いつするんだ?」
はんば強制的に認めさせられながらも俺は聞いてみる。
「今日の夜だよ。」
「はっぁ!?」
俊也がジーッと見てくる。ったく無理矢理な奴め。
「……分かったよ。」
俺はしょうがなく約束を受ける。俺の言葉を聞いて満足したのか俊也は再びモグモグと食べ出した。今度はカレーパンと白飯を……。
そして幼馴染みの玲をなぜ誘うのかという些細な疑問は解決されずに、昼休みは終わっていった。
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