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『振り返らない…帰れない』
君が選んだ道なら
もう何も言わないよ…
例えその先がどんな道でも
僕はもう振り返らない
君が望んだ道だから
救いの手
差し伸べるのは簡単で
哀れな手
救いは君を救わない
君は変われない
握り締めた手
血がでようと
開かない
差し伸べない
この手は君の為には
ならないのだから
僕の為にも
ならないのだから
振り返らない
振り返れない
悲劇な愛を続ける強さは もうないのだから
俺もそこまで強くない
だけど
君が救いの手を
差し伸べても
手をはらう
優しく差し伸べたその手
君はその手が
刃物であることを知らない
刃物とわかりながら
君にすがるほど
僕は強くない
だけど
一人を独りと感じながら
独りが耐えれないなんて ことはない
そこまで弱くもないよ
振り返らないと決めた道を少しだけ振り返ってみた
そこには君はいなかった…
そこには僕もいなかった…
それでいい
そこに何もないから
僕はもう振り返らない
君は君の道を迷わず
進んでいるよね？
君が心配だったけど
君を心配する余裕は
僕にもない
君は もういない
僕も もういないのだから
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