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丁度、イチャつく比率が勉強の比率を超えた頃オレは罪悪感の中で帰路に着くことが多くなった。
泊まらないで帰ることさえあった。
従姉妹宅からオレの家までは電車で3駅。
全行程で1時間ほどだ。
ある日の帰路。
また悩みながら帰った。
何に悩んでいいか分からないほど悩んだ。
駅に着く寸前で後ろから肩を叩かれる。
紀子「いつもアキの為にありがとうね」
オレ「紀子姉!どうしたの」
紀子「部活帰りだよ」
オレ「そっかあ」
紀子「けいは今から帰るの?」
オレ「そうだよ」
紀子「遅いし泊まっていったらいいのに 明日は休みでしょ?」
オレ「うん」
変に気を遣ってしまう。
紀子姉に会えたことは嬉しかったがアキのさっきまでの姿がちらつき素直に喜べない。
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