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この店では愛ちゃんはno.2で、ガタイのいいお兄さんみたいなレディー。
いつもお兄ちゃんって呼ぶと怒られるわ。
そしてno.3のアミちゃんは、近くから見ても、遠くから見ても、お人形さんみたいに可愛い。
言わばコスプレ少女。
その二人を切り捨て、私を指名するなんて、いい度胸じゃない?
「ご指名ありがとうございます。私がカリンです」
男は私をマジマジと見た後、「...たいしたことないな」で言葉を終らせた。
少々キーの高い声に私はそっちに驚いた。
「皆カリンカリンって言うから来て見れば、こんなボロバーで働いて、宝の持ち腐れだな」
凛ママも聞いていたらしく、「どうゆう意味よ!?」って怒鳴っていた。
私のことならまだしも、ボロバーは酷すぎる!!
「ちょっとあんた!凛ママに謝りなさいよ!!」
「事実を言ったまでだが?図星突かれたなら、謝る必要はないだろう」
「何こいつ!!外見はカッコイイけど中身はカスね!!」
私は男を帰るように勧めた。
これ以上いられたら私の方がキレそうになりそうだった。
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