爆野球ゲーム

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絹木「爆弾づらか?当然づら。」 武「当然!?」 絹木は呆れたように、説明を開始した。 絹木「この、爆野球ゲームには、大きな穴があった。 それは、ボールの性質づら。」 性質?何のことだか解らないから質問で問い掛けた。 武「何のだよ。サッパリわからねえよ!」 絹木「お前、話を聞いてたづらか?普通のボールは普通のボールづら。然し、爆弾入り特製ボールには、表面に強力な粘着素材を加えたって言ってなかったかづら?」 そういや言ってた。インパクト時に、ボールが吹っ飛んで行かないようにする為だ。 絹木「それづら。俺の視力は両目14.5だから、投げた時に空気のミクロのゴミがボールに吸い付いていることぐらい分かるづらよ」 武「馬鹿な!不可能だ。今の時点で目の前の空気のゴミが見えないのにどうやって見るんだ?更に、ボールは60kぐらいで運動をしている。見えるはずがない!」 絹木「言ったじゃねえかづら。両目14.5とな。あと自慢では無いが、俺はスーパースターって呼ばれている。」 武「は!?」 絹木「俺はプロ野球・Jリーグ等々からスカウトが来たんだ。ルービックキューブのタイムは世界保持者でマジックもプロマジシャンよりも上にいく手捌きを持っている。ピアノはピアニストのチャイコフスキーと同レベルや、学力はアインシュタイン・ガリレオ並で発想力はエジソンと呼ばれた。絵の上手さはピカソに匹敵するとも言われたづら。 凄いづらぜよ」 す、凄すぎる!こいつの脳は永久保存間違いなしだろ!? 司会「これで、第1回戦、爆野球ゲームを終ります。 敗者は5名です。」 司会のご機嫌が斜めだ。もっと死ねって顔をしている。 司会「これより、1時間の休憩を与えます。」 こんな時に休憩か?それとも、次のゲームで人を多く消す作戦でも練っているのか?それでも俺は生き残るぜ!
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