陣宝探しゲーム

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桑田「言っておくが、麻酔銃にも限りがある。宝箱の中に麻酔弾も入っている時がある。麻酔弾は大事に使え。制限時間は24時間! クリアするのはいつでもいい。」 武「いつでもいい?」 桑田「もし、開始1時間で1000ck溜まったとする。そしたら、真ん中の端っこに門番さんが立っている。門番さんに1000ckを渡せばゲームクリアだ。」 武「簡単じゃん!俺は10分でクリアだ!」 桑田「しかし、大きな穴がある。これはチーム戦だ。個人で勝手にクリアまで持ち込んだら、そのチームの人が困る。自分だけクリアすればいいやと思っててもいいが、1人居ないだけで城をめちゃめちゃにされる可能性も有る。そこら辺は各陣で話合って下さい。 もう解りましたよね。それでは、作戦会議を1時間差し上げます。しっかりと作戦を練ってください。健闘を祈ります。」 「銀チーム集合だ!」 1人が切りだし、城の中に入った。 武「ここが城か~。綺麗だな~」 鎧に着替えた武達、銀陣は作戦を練っていた。 「麻酔弾を拾ったらどうする?」 「勿論自分のものだろ!」 絹木「拾った麻酔弾は、城の中に保存しとくづら」 絹木が指示役に入ったが、反発もきた。 「なんでだよ!?」 「理由を説明してみろよ」 みんなから、野次が飛んで来た。 絹木「もし、戦闘中に背後から麻酔弾を撃たれたら倒れるだろ。大量の麻酔弾を拾ってたら、相手陣に奪われてしまうんだ。ここは、城に持ち帰って管理だ。無くなり次第補充をすればいいづら」 正答だ。誰も反抗する奴はいない。 絹木「もう30分しかないづら!行くづらぜ」 武「何処に?」 絹木「城の内部と外部を全て把握するづら!相手陣は、奇襲でくる可能性があるづら。それを防ぐづら。それと司会に聞いたら、城の造りは両陣同じ仕組みって言ってたづら。城を完璧に把握すれば、逆にこちらから相手に奇襲をかけられるだろ。ココに隠れればバレない?とか、ココからなら、死角で見えにくいとか、自分で発見できるづら。 後、麻酔弾をクラったら睡眠時間は20分間爆睡みたいづら。気をつけるづらよ!」 皆は声に出さないが、コクリコクリと頷く。 司会「それでは、第2回戦 陣宝探しゲームを始めます。」 司会はアナウンスで流してきた。 絹木「じゃー行くづらぜよ。」 両陣は戦闘体制に入った。
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