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武「もうそろそろ、1ヶ月が経つな。」
武は再び、平凡で幸せな生活を送っていた。
武「それより、絹木は何をしているんだろう。まあいいか。」
駄目だ。三回戦のことで頭が一杯だ。
弟「お兄ちゃん遊ぼ~」
弟が走って突掛かってきた。
あまり、遊ぶ気になれない俺だが、子供達には迷惑を掛けたくない。
武「いいよ。何しようか。」
弟「外でサッカーしよ~」
疲れるな。まあいい。三回戦に向けての特訓だと思うか……………
絹木「そろそろづらな。」
閑静な道路を一人で歩いていたのは絹木だった。
髪型をウルフにし、B系風の服を身に纏っている。
絹木「あと、1週間後は三回戦を開始してるづらか」
絹木は電信柱を観察しながら、三回戦のことを考察している。
白壌のことも忘れてはいない。
絹木「電線に触ってみようかづらな~。面白そうな体験ができるかもしれないづらぜ~。」
そう言い、その場で跳躍し電線を握った。
ギュッ!……パッ
絹木「あれ?ビリビリ来ないづら。」
そんなことより、ジャンプで電線まで届いたことに絶賛をしたい。最強な跳躍だ。
絹木「そうかそうか。俺はウッカリしていたづら。感電しない訳づらな。
凧揚げが電線に引掛り、それを握ったら感電+即死づら。だけど俺は、ジャンプをしてから握ったから、感電はしなかった。電気の逃げ道が無いからづら。
鳥も電線に乗っかってるが、感電はしないだろ?それも電気の、通り道が無いからづら。人間も鳥と同じように乗っかっても、感電はしないづら。
然し、ジャンプで線を握りながら別の線を握ったら、死ぬづら。電気の通り道があるからづら。」
(※絶対にやるなづらよ。解らなかったら、質問もOKづら。)
絹木「話が長くなったが、腹減った~づら。」
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