37人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
司会「と、思いましたがこの方の紹介が遅れました。」
と言い、司会は瞬時に頭を下げた。
その先から、ゆっくりと歩いてくる足音が聞こえた。
コツ コツ コツ
遂にその姿現れた。
司会「この方が今回のゲームの主催者です!」
なんだと!?こいつが…
顔は若く、未だ20代ぐらいだろうと思われる。眼鏡を掛けてて、目は上目線って感じだ。
主催者「どうもこんにちは。今回のゲームの主催者の桑田と申します。」
マイクを鷲掴みで握り、目付きは鬼のようで口はニヤリとさせている。
桑田「ゲームの種類は全部で3種類。皆様はこれくらいなら知っていると思います。
では、第1ゲームを始めましょう」
参加者の殆どは、どんなゲームをやるのか桑田に問い掛けた。
男「どんなゲームをやるんだよ!教えろよ!」
桑田「それは勝った者の為のお楽しみですよ。それより、ゲームの内容を心配するより、貴様の生存を心配するんだな。」
桑田という男は言い終った後、小さく笑った。
桑田「おい、部下共。例の物を用意だ。」
部下「はい!」
スーツとサングラスをした男達が一斉に動き出した。
桑田「皆様御安心を。今から始まる第1ゲームの準備中ですから、リラックスをしてて下さい。」
男「準備が完了しました。」
男達は何かを持っている。何だろう。
桑田「配れ!」
はい!
男達が参加者に何かを配っている。その矢先、自分にも回って来た。
武「ユ、ユニホーム?しかも野球の?」
桑田「記念すべき第1ゲームは、野球をやろう。」
野球!?
最初のコメントを投稿しよう!